肩付け根が痛い原因は?考えられる病気や対処法を解説

目次

肩付け根が痛いときに考えられる主な原因

「肩の付け根が痛いけど、単なる肩こりかな?」と思う方もいるでしょう。

肩の付け根に痛みが出る理由は一つではありません。筋肉への負担のほか、長時間のデスクワーク、肩関節や腱のトラブル、首からくる症状など、いくつかの原因が考えられると言われています。参考記事でも、肩に近い腕の付け根の痛みには、肩関節や周辺の筋肉、腱などが関係する可能性があると紹介されています。

ここからは、肩付け根が痛いときに考えられる主な原因を一つずつ見ていきましょう。

引用元:薮下整骨院「腕の付け根が痛い原因は?」

筋肉の疲労や使いすぎ

「仕事やスポーツのあとから肩が痛くなった」という場合は、筋肉への負担が関係しているかもしれません。

野球やテニスなど腕を繰り返し動かすスポーツ、重い荷物を扱う仕事では、肩周辺の筋肉に負担がかかります。参考記事でも、こうした筋肉の使いすぎによって、腕の付け根周辺に痛みが生じることがあると言われています。

引用元:薮下整骨院「腕の付け根が痛い原因は?」

デスクワークやスマホによる姿勢の乱れ

「運動していないのに、どうして肩付け根が痛いの?」と疑問に感じるケースもあります。

実は、長時間のデスクワークやスマホ操作も肩周辺に負担をかける要因です。日本整形外科学会では、首や背中が緊張する姿勢での作業、猫背や前かがみ、長時間同じ姿勢を続けることなどが肩こりの原因になると言われています。

引用元:日本整形外科学会「肩こり」

肩関節や腱の炎症・損傷

肩の付け根が痛い場合、筋肉だけでなく肩関節や腱が関係しているケースもあります。

たとえば、肩関節周囲炎、腱板断裂、石灰沈着性腱板炎などです。肩関節周囲炎では、肩の痛みに加えて動かしにくさが現れると言われています。腱板断裂では運動時や夜間に痛みを感じたり、腕を上げる際に力が入りにくくなったりするケースがあります。

引用元:日本整形外科学会「五十肩(肩関節周囲炎)」
引用元:日本整形外科学会「肩腱板断裂」

首の神経の圧迫

「肩だけでなく腕まで痛い」「手にしびれもある」という方は、首にも目を向けてみましょう。

日本整形外科学会によると、頚椎症性神経根症では、加齢などによる頚椎の変化によって神経根が圧迫・刺激され、肩から腕にかけて痛みが生じると言われています。腕や手指のしびれ、筋力低下を伴うこともあるため、肩だけが原因とは限りません。

引用元:日本整形外科学会「頚椎症性神経根症」

加齢による肩関節の変化

年齢を重ねるにつれて、肩関節周辺の組織にも変化が起こります。

日本整形外科学会では、肩関節周囲炎は中年以降、とくに50歳代に多く、骨や軟骨、靱帯、腱などの加齢による変化が関係すると考えられています。また、腱板断裂についても腱板の加齢変化が背景の一つと言われています。

ただし、「年齢のせいだから」と自己判断するのは避けたいところです。痛みが強い、腕を動かしづらい、夜間も痛むといった場合には、原因を確認するため医療機関への来院を検討しましょう。

引用元:日本整形外科学会「五十肩(肩関節周囲炎)」
引用元:日本整形外科学会「肩腱板断裂」

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肩付け根が痛いときに考えられる病気

「肩付け根が痛いけれど、これって病気なの?」と不安になる方もいるでしょう。肩の付け根の痛みには、肩関節だけでなく、腱や首周辺のトラブルが関係している場合もあると言われています。

痛みの場所だけで原因を判断するのは難しいため、「腕が上がらない」「しびれがある」など、一緒に現れている症状にも目を向けることが大切です。

引用元:薮下整骨院「腕の付け根が痛い原因は?」

四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)

「最近、腕を上げようとすると肩が痛い」という場合、四十肩・五十肩と呼ばれる肩関節周囲炎が関係している可能性があります。

日本整形外科学会によると、中年以降に多くみられ、肩関節の痛みと動かしづらさが現れると言われています。髪を整えたり服を着替えたりする動作がつらくなるケースもあるため、日常生活への影響も見逃せません。

引用元:日本整形外科学会「五十肩(肩関節周囲炎)」

腱板損傷・腱板断裂

肩関節には「腱板」と呼ばれる組織があり、腕を上げる動作などを支えています。

腱板が損傷・断裂すると、肩の運動時や夜間に痛みを感じたり、腕を上げるときに力が入りにくくなったりすると言われています。転倒などの外傷だけでなく、加齢による腱板の変化が関係するケースもあるようです。

引用元:日本整形外科学会「肩腱板断裂」

石灰沈着性腱板炎

「突然、肩に激しい痛みが出た」という場合に考えられるものの一つが、石灰沈着性腱板炎です。

これは肩の腱板内に石灰が沈着することで、急な強い痛みが現れる場合があると言われています。夜間に突然痛み出し、肩をほとんど動かせなくなるケースもあります。症状が強ければ、無理に肩を動かさず医療機関への来院を検討しましょう。

引用元:日本整形外科学会「石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)」

頚椎症・頚椎椎間板ヘルニア

「肩だけでなく腕や手まで痛い」「しびれも感じる」という方は、首が関係している可能性も考えられます。

頚椎の変化や椎間板の突出などによって神経が刺激されると、首から肩、腕にかけて痛みやしびれが現れることがあると言われています。肩付け根が痛いからといって、必ずしも肩関節だけに原因があるとは限りません。

引用元:日本整形外科学会「頚椎椎間板ヘルニア」

胸郭出口症候群

胸郭出口症候群も、肩から腕にかけて症状が現れる病気の一つと言われています。

日本整形外科学会によると、腕を上げる動作などで上肢のしびれや肩・腕・肩甲骨周辺の痛みが生じることがあります。「つり革につかまると腕がしびれる」といった症状がみられる場合もあるようです。気になる症状が続くときは自己判断せず、医療機関への来院を検討してください。

引用元:日本整形外科学会「胸郭出口症候群」

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痛む場所・症状から考えられる肩付け根の痛み

「肩付け根が痛い」といっても、前側なのか外側なのか、肩甲骨に近いのかによって考えられる原因は変わります。また、「腕を上げると痛む」「じっとしていてもズキズキする」といった症状も確認したいポイントです。

参考記事でも、腕の付け根の外側に痛みがある場合、肩関節や周辺の筋肉・腱などが関係する可能性があると言われています。 痛む場所だけで自己判断せず、ほかの症状もあわせて確認してみましょう。

引用元:薮下整骨院「腕の付け根が痛い原因は?」

肩の前側・鎖骨周辺が痛い

「肩の前のほうがピンポイントで痛い」というケースでは、肩関節周辺の腱などに負担がかかっている可能性があります。

参考記事では、肩に近い腕の付け根の痛みには、肩関節や周辺の筋肉・腱の問題が関係する場合があると言われています。 特定の動作をしたときだけ痛むのか、安静時にも気になるのかを確認しておくとよいでしょう。

引用元:薮下整骨院「腕の付け根が痛い原因は?」

肩の外側・腕の付け根が痛い

肩の外側から腕の付け根にかけて痛む場合はどうでしょうか。

この部分の痛みでは、四十肩・五十肩や腱板のトラブルなども候補になると言われています。日本整形外科学会によると、肩関節周囲炎では肩の痛みと動かしづらさ、腱板断裂では運動時や夜間の痛みがみられることがあります。

引用元:日本整形外科学会「五十肩(肩関節周囲炎)」
引用元:日本整形外科学会「肩腱板断裂」

肩の後ろ側・肩甲骨周辺が痛い

「肩甲骨のあたりまで重だるい」という方も少なくありません。

参考記事では、長時間のデスクワークなどで猫背の姿勢が続くと、首から肩、肩甲骨周辺の筋肉が緊張しやすいと言われています。 パソコン作業が多い方なら、普段の姿勢や同じ姿勢を続けていないかも振り返ってみてください。

引用元:薮下整骨院「腕の付け根が痛い原因は?」

腕を上げると肩の付け根が痛い

洗濯物を干したり、棚の上に手を伸ばしたりすると痛む場合、肩関節周辺の状態が影響していることもあります。

肩関節周囲炎では動作時の痛みや運動制限がみられ、腱板断裂でも腕を上げるときに痛みや力の入りにくさが現れると言われています。 無理に動かして確かめるのではなく、痛みが続く場合は医療機関への来院を検討しましょう。

引用元:日本整形外科学会「五十肩(肩関節周囲炎)」
引用元:日本整形外科学会「肩腱板断裂」

何もしていなくてもズキズキ痛い

「動かしていないのに痛むから不安……」という場合もあるでしょう。

肩関節周囲炎では夜中にズキズキと痛み、眠れないほどになるケースもあると言われています。 また、石灰沈着性腱板炎では急に強い肩の痛みが現れることがあります。 強い痛みが続くときは我慢せず、早めの来院を考えてください。

引用元:日本整形外科学会「五十肩(肩関節周囲炎)」
引用元:日本整形外科学会「石灰沈着性腱板炎」

肩の痛みにしびれを伴う

肩付け根が痛いうえに腕や手までしびれる場合は、肩だけが原因とは限りません。

頚椎症性神経根症では、首の神経根が圧迫・刺激されることで、肩から腕にかけての痛みや手指のしびれが生じると言われています。筋力低下や感覚の異常を伴うケースもあるため、「いつもの肩こりだろう」と決めつけないことが大切です。

引用元:日本整形外科学会「頚椎症性神経根症」

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肩付け根が痛いときに自宅でできる対処法

「肩付け根が痛いけど、自宅ではどうしたらいい?」と迷う方もいるでしょう。対処するときは、痛みの強さや腫れ、熱感などを確認することが大切です。

参考記事では、急な痛みや熱感がある場合と、慢性的な鈍い痛みでは対処方法が異なると言われています。また、セルフケアをしても痛みが続く場合は、医療機関への来院を検討することも必要です。

引用元:薮下整骨院「腕の付け根が痛い原因は?考えられる病気と自分でできる対処法」

痛みが強いときは無理に動かさない

「動かしたほうが早く改善するのでは?」と思うかもしれません。しかし、肩付け根の痛みが強いときに無理なストレッチや運動をすると、かえって痛みが強くなる場合があると言われています。

まずは痛みが出る動作を避け、肩への負担を減らしましょう。重い荷物を持ったり、無理に腕を上げたりするのも控えることが大切です。

引用元:薮下整骨院「四十肩の痛みがつらい方へ」

急な痛みや熱感・腫れがある場合は冷やす

急に肩付け根が痛くなり、熱っぽさや腫れを感じるときはどうでしょうか。

参考記事では、このようなケースでは患部を冷やす方法が紹介されています。保冷剤や氷のうを使うなら、直接肌に当てずタオルなどで包むのがポイントです。一方、感覚がなくなるほど長時間冷やすのは避けたほうがよいと言われています。

引用元:薮下整骨院「腕の付け根が痛い原因は?」

慢性的な筋肉のこわばりは温める

「激痛ではないけど、肩がずっと重くてこわばっている」という場合もありますよね。

参考記事では、慢性的な鈍い痛みでは、入浴や蒸しタオルなどで温める方法が紹介されています。ただし、熱感や腫れがあるときは温めることが適さない場合もあると言われているため、症状を確認して使い分けましょう。

引用元:薮下整骨院「腕の付け根が痛い原因は?」

肩や肩甲骨周辺を無理なく動かす

痛みが落ち着いてきたら、肩をずっと動かさないのではなく、無理のない範囲で少しずつ動かす方法もあると言われています。

たとえば、腕の力を抜いて小さく揺らす「振り子運動」が紹介されています。ただし、「痛いけど我慢して動かそう」と頑張る必要はありません。違和感が強くなった場合は中止しましょう。

引用元:薮下整骨院「四十肩の痛みがつらい方へ」

デスクワークやスマホ使用時の姿勢を見直す

「仕事をしていると、だんだん肩がつらくなる」という方は、普段の姿勢にも注目してみてください。

長時間のデスクワークで猫背などの姿勢が続くと、首や肩、肩甲骨周辺の筋肉が緊張し、腕の付け根にも負担がかかることがあると言われています。同じ姿勢を長く続けず、定期的に休憩して体を動かすことも意識してみましょう。

引用元:薮下整骨院「腕の付け根が痛い原因は?」

ストレッチやマッサージを行う際の注意点

「肩が痛いから、とりあえず揉んでおこう」と考える方もいるかもしれません。

しかし、痛みがある状態で強く揉んだり、無理に筋肉を伸ばしたりするのは注意が必要です。参考記事でも、ストレッチは痛みが強くならない範囲で行うことが大切だと言われています。セルフケア中に痛みが増した場合は中止し、症状が続くようなら医療機関への来院を検討してください。

引用元:薮下整骨院「肩こりの原因とは?つらい肩こりを招く習慣と対処法を解説」

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肩付け根の痛みで病院を受診する目安

「肩付け根が痛いけれど、病院に行くほどなのかな?」と迷う方も多いでしょう。

肩の痛みには筋肉の疲労だけでなく、肩関節や腱、首の神経などが関係しているケースもあると言われています。参考記事でも、セルフケアを続けても改善しない場合や痛みが強い場合には、医療機関への来院を検討することが紹介されています。

引用元:薮下整骨院「腕の付け根が痛い原因は?」

痛みが長期間続いている

「そのうち改善するだろう」と様子を見ていたものの、なかなか肩付け根の痛みが引かないケースもあります。

参考記事では、セルフケアを行っても症状が改善しない場合、専門家に相談することがすすめられています。長引く痛みにはさまざまな原因が考えられるため、我慢し続けず医療機関への来院を検討しましょう。

引用元:薮下整骨院「腕の付け根が痛い原因は?」

腕が上がらない・動かしにくい

「髪を整えるのがつらい」「服を着替えるときに腕が上がらない」といった症状にも注意が必要です。

日本整形外科学会によると、肩関節周囲炎では肩関節の痛みだけでなく、関節の動きが悪くなることがあると言われています。腱板断裂でも腕を上げる際の痛みや力の入りにくさがみられるため、無理に動かして確かめるのは控えましょう。

引用元:日本整形外科学会「五十肩(肩関節周囲炎)」
引用元:日本整形外科学会「肩腱板断裂」

強いしびれや力の入りにくさがある

肩付け根が痛いうえに「指までしびれる」「腕に力が入りづらい」という場合は、首の神経が関係している可能性もあります。

頚椎症性神経根症では、首から肩、腕にかけて痛みやしびれが現れ、筋力低下を伴う場合もあると言われています。こうした症状があるなら、単なる肩こりと決めつけないことが大切です。

引用元:日本整形外科学会「頚椎症性神経根症」

胸の痛み・息苦しさ・冷や汗などを伴う

肩付け根の痛みに胸の痛みや圧迫感、息苦しさ、冷や汗などを伴う場合は特に注意してください。

厚生労働省によると、心筋梗塞では胸の強い痛みだけでなく、肩や腕などに痛みを感じたり、呼吸困難、冷や汗などを伴ったりすることがあると言われています。このような症状が突然現れた場合は、肩だけの問題だと自己判断せず、救急要請を含め速やかな対応が必要です。

引用元:厚生労働省 e-ヘルスネット「心筋梗塞」

肩付け根が痛い場合は何科を受診する?

「結局、何科に行けばいいの?」という疑問もありますよね。

肩付け根の痛みや腕の動かしづらさ、しびれなど、運動器に関する症状は整形外科への来院が一つの選択肢です。整形外科では骨や関節、筋肉、腱、神経など幅広い運動器を対象にしていると言われています。

ただし、胸の痛みや息苦しさ、冷や汗などを伴う場合は緊急性のある病気も考えられるため、通常の肩の痛みと同じように考えないようにしましょう。

引用元:日本整形外科学会「整形外科について」

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監修者

  • 松永 尚也

    専門分野

      美容内科医
      美容皮膚科医
      AGA外来医
      整形外科医

      経歴、資格、所属学会、活動内容

      東京大学 医学部 卒業

      お一人でも多くの方が実績になるよう、真心を込めた対応を心がけております。
      また、処方後のアフターケアにも細やかに対応いたします。是非お気軽にご相談ください。

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    Authors: 松永 尚也

    この記事を書いた人

    専門分野

    美容内科医
    美容皮膚科医
    AGA外来医
    整形外科医
    経歴、資格、所属学会、活動内容
    東京大学 医学部 卒業

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