顎関節症と首こりは関係ある?同時に起こる理由

「顎が痛い日に限って、首まで重く感じる……。この2つは関係しているの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
顎関節症の症状がある方のなかには、首こりや肩こりを同時に訴えるケースもあると言われています。ただし、顎関節症が首こりを直接引き起こすという関係は、医学的に十分解明されているわけではありません。
顎や首に負担をかける共通の要因として、食いしばりや歯ぎしり、ストレス、長時間の前かがみ姿勢などが考えられています。「顎だけの問題だろう」と決めつけず、普段の姿勢や生活習慣にも目を向けることが大切です。
顎関節と首の筋肉はつながっている
顎を動かすときは、咬筋や側頭筋など、顔の周辺にある複数の筋肉が働きます。一方、頭を支える首にも胸鎖乳突筋や僧帽筋などがあり、顎と首は近い位置で連動しながら動いていると言われています。
「では、顎が悪いから首も必ずこるの?」というと、そうとは限りません。ただ、顎周辺の筋肉が緊張した状態が続くと、首や肩にも余計な力が入りやすくなる可能性があります。
食いしばり・歯ぎしりが首の筋肉を緊張させる
仕事中や睡眠中、無意識に歯を強く噛み締めていませんか。食いしばりや歯ぎしりが続くと、顎を動かす筋肉に繰り返し負担がかかると言われています。
力を入れて噛むときは顎だけでなく、首や肩にもグッと力が入りがちです。その結果、起床時に顎がだるい、夕方になると首が重いといった不調が同時に現れる場合もあります。日中は、上下の歯が接触したままになっていないか、ときどき確認してみましょう。
姿勢の悪さ(猫背・ストレートネック)が負担を増やす
スマホやパソコンを長時間見ていると、頭が前へ出た姿勢になりやすいものです。「気づいたら顎を突き出していた」という経験がある方も多いのではないでしょうか。
猫背や頭が前に出た姿勢では、重い頭を支えるために首周辺の筋肉が緊張しやすいと言われています。さらに、下顎の位置や口の開閉動作にも影響する可能性が指摘されていますが、姿勢だけが顎関節症の原因になるとは断定できません。
顎の痛みや口の開けづらさ、首こりが長引く場合は、自己判断を続けず、まず歯科や歯科口腔外科などで相談することが大切です。
引用元:https://fujisawaseitai.com/case-blog/neck-temporomandibular-joint-disorder/
引用元:https://kokuhoken.net/jstmj/publication/guideline.html
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顎関節症と首こりを引き起こす主な原因

「顎関節症と首こりが同時に出るのは、噛み合わせが悪いから?」と思う方もいるでしょう。ところが、原因はそれほど単純ではないと言われています。食いしばりや歯ぎしり、長時間の前かがみ姿勢、ストレスなど、いくつかの要素が重なって顎や首へ負担をかける場合があります。
日中・睡眠中の食いしばりや歯ぎしり
「朝起きると顎が疲れている」「仕事中、気づくと歯を噛み締めている」という場合は、食いしばりや歯ぎしりが関係しているかもしれません。
強く噛む状態が続くと、顎を動かす筋肉が緊張しやすくなると言われています。その際、首や肩にも力が入り、顎の違和感と首こりを同時に感じることがあります。ただし、歯ぎしりがあるから必ず顎関節症になるわけではありません。
デスクワークやスマホによる前かがみ姿勢
パソコンやスマホに集中していると、「いつの間にか顔が画面へ近づいていた」ということはありませんか。
頭が前に出た姿勢では、首周りの筋肉が頭を支えるために働き続けます。また、顎を突き出した姿勢やうつむいた状態が続くことで、顎周辺にも負担がかかる可能性があると言われています。30分から1時間を目安に姿勢を変え、同じ姿勢を長く続けない工夫が必要です。
ストレスや筋肉の緊張
ストレスを感じると、無意識に歯を食いしばったり、肩へ力が入ったりする方もいます。「忙しい日に限って顎と首がつらい」という場合は、精神的な緊張が筋肉のこわばりに影響している可能性も考えられます。
顎関節症の痛みには、体の状態だけでなく心理的・社会的な要素も関係すると言われています。深呼吸や休憩を取り入れ、力が入り続けないよう意識してみましょう。
噛み合わせだけが原因とは限らない
「噛み合わせを整えれば、顎関節症も首こりも改善するの?」と考えがちですが、噛み合わせだけを原因と断定することはできません。
顎関節症には、食いしばり、筋肉への負担、顎の使い方、ストレスなど、複数の要素が関係すると言われています。自己判断で歯を削るような方法は避け、顎の痛みや口の開けづらさが続く場合は、歯科や歯科口腔外科への来院を検討しましょう。
引用元:https://fujisawaseitai.com/case-blog/neck-temporomandibular-joint-disorder/
引用元:https://kokuhoken.net/jstmj/general/about_tmd.html
引用元:https://www.jsoms.or.jp/public/disease/setumei_kansetu/
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顎関節症による首こりを改善するセルフケア

「顎も首も重いけれど、自宅で何かできないかな?」と感じている方もいるでしょう。顎関節症では、生活習慣の見直しやセルフケアが症状の管理に役立つと言われています。ただし、無理な運動はかえって負担になる場合もあるため、痛みの出ない範囲で行うことが基本です。
顎周り・首周りをやさしくほぐすストレッチ
「首を強く回したほうが、早く楽になるのでは?」と思うかもしれません。しかし、勢いをつけて動かす必要はありません。
まず肩の力を抜き、顎を軽く引いた姿勢をつくります。そのまま首を左右へゆっくり傾け、心地よく伸びる位置で数秒保ちましょう。口を開ける運動については状態に合わないケースもあるため、痛みや引っかかりがある場合は歯科医師へ相談してから行うのが安心です。
正しい姿勢を意識するポイント
スマホを見るとき、「顔だけが画面へ近づいていませんか?」。頭が前へ出る姿勢では、首周りの筋肉が緊張しやすいと言われています。
画面をなるべく目線の高さへ近づけ、背もたれに軽く背中を預けましょう。顎を強く引くのではなく、頭を肩の上へ戻すような感覚がポイントです。長時間同じ姿勢を続けず、こまめに立ち上がることも意識してください。
食いしばりを減らす日常習慣
安静時は、上下の歯が常に接触しているわけではないと言われています。「今、歯を噛み締めているかも」と気づいたら、唇を軽く閉じたまま上下の歯を離し、舌や顎の力を抜いてみましょう。
パソコンや冷蔵庫など目につく場所に印を置き、確認するきっかけをつくる方法もあります。また、ストレスや集中が食いしばりに関係する場合もあるため、深呼吸や短い休憩を挟むことも大切です。
やってはいけないセルフケア
顎を強く押す、無理やり大きく開ける、音を鳴らすように動かすといった方法は避けましょう。硬い食品を繰り返し噛むことや、大きなあくびも顎へ負担をかける場合があります。日本口腔外科学会でも、症状があるときは硬いものを食べたり、無理に口を大きく開けたりしないよう案内しています。
痛みが増す、口を開けづらい状態が続く、食事に支障がある場合は、セルフケアだけで済ませず歯科や歯科口腔外科への来院を検討しましょう。
引用元:https://fujisawaseitai.com/case-blog/neck-temporomandibular-joint-disorder/
引用元:https://kokuhoken.net/jstmj/general/about_tmd.html
引用元:https://www.jsoms.or.jp/public/soudan/gaku/itai/
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顎関節症と首こりが改善しない場合の治療法

「セルフケアを続けても、顎関節症や首こりがなかなか改善しない……」というときは、自己流のケアを続けるより、症状に合った診療科へ相談することが大切です。顎の痛みや口の開けづらさは歯科・歯科口腔外科、首から腕に広がる症状は整形外科が相談先の目安になると言われています。
歯科・口腔外科で行われる治療
「歯科では何をするの?」と不安になる方もいるでしょう。歯科や歯科口腔外科では、口の開き方や顎の動き、痛む場所などを確認し、必要に応じて画像検査が行われると言われています。
顎関節症への対応は、生活習慣の指導や薬の使用、運動療法、スプリントなど、体への負担が比較的少ない方法から進めるのが一般的です。症状の原因や程度によって内容は変わります。
整形外科を受診したほうがよいケース
「顎よりも首の痛みが強い場合は、どこへ行けばいい?」と迷うかもしれません。
首こりに加えて、腕や手のしびれ、力の入りづらさ、首を動かした際の強い痛みがある場合は、頚椎や神経が関係している可能性もあると言われています。このような症状が続くときは、整形外科への来院を検討しましょう。
マウスピース(スプリント療法)の役割
スプリントは、歯列を覆うマウスピースのような装置です。睡眠中の歯ぎしりや食いしばりによる咀嚼筋の緊張を和らげ、顎関節への負担を軽くする目的で使われると言われています。
ただし、市販品を自己判断で長期間使うのではなく、歯科医師に状態を確認してもらうことが大切です。「つければ必ず改善する」というものではなく、症状に合うかどうかを見極める必要があります。
リハビリ・理学療法が行われることもある
顎の動かしづらさや筋肉のこわばりがある場合は、開口訓練やストレッチ、筋肉へのアプローチなどが行われることもあります。首こりに対しても、姿勢や首・肩の動きを確認したうえで、理学療法が取り入れられるケースがあると言われています。
「動画を見ながら強く動かせばいい」とは限りません。無理な運動は痛みを増やす場合があるため、医療者の指導を受けながら進めましょう。
引用元:https://fujisawaseitai.com/case-blog/neck-temporomandibular-joint-disorder/
引用元:https://kokuhoken.net/jstmj/general/symptom.html
引用元:https://www.jsoms.or.jp/public/disease/setumei_kansetu/
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顎関節症による首こりで病院へ来院する目安

「顎の違和感と首こりはあるけれど、もう少し様子を見ても大丈夫?」と迷う方もいるでしょう。顎関節症の代表的な症状には、顎の痛み、口の開けづらさ、顎を動かしたときの音があると言われています。日常生活に支障が出ている場合や、強い症状が続くときは、歯科・歯科口腔外科への来院を検討しましょう。
口が開きにくい・開かない
「指が縦に2本ほどしか入らない」「食事や歯磨きがしづらい」といった状態は、開口障害の可能性があります。無理やり口を広げると負担が増す場合もあるため、自己流で強く動かさないことが大切です。
また、口を開けたあとに閉じられなくなった場合は、顎関節脱臼の可能性もあると言われています。元へ戻らないときは、早めに歯科口腔外科へ相談してください。
顎や首の痛みが長期間続く
顎や首の痛みが数週間続く、少しずつ強くなる、食事や睡眠に影響するといった場合は、セルフケアだけで判断しないほうがよいでしょう。
顎関節症の痛みには、関節や筋肉だけでなく、神経や心理的・社会的なストレスなどが関係するケースもあると言われています。腕や手のしびれ、力の入りづらさを伴う場合は、首の神経が関係している可能性もあるため、整形外科への相談も選択肢です。
頭痛や耳の症状を伴う場合
顎関節は耳の近くにあるため、耳周辺の違和感を覚える方もいます。ただし、頭痛や耳鳴り、聞こえづらさなどが、すべて顎関節症によるものとは限りません。
症状が強い場合や急に現れた場合は、歯科だけに限定せず、耳鼻咽喉科や医療機関へ相談しましょう。自己判断で「顎が原因」と決めつけないことが重要です。
よくある質問(Q&A)
Q.首こりだけでも顎関節症の可能性はある?
首こりだけでは判断できません。顎の痛みや開けづらさ、関節音もある場合は、歯科・歯科口腔外科へ相談しましょう。
Q.整体だけで改善する?
顎関節や歯の状態は整体だけでは確認できません。まず医療機関で検査を受けたうえで、必要に応じて活用することが大切です。
Q.放置すると自然に改善する?
軽い症状が落ち着く場合もあると言われていますが、強い痛みや開口障害を放置するのは避けましょう。
Q.温める・冷やすのはどちらがいい?
慢性的な筋肉のこわばりには温める方法が合う場合があります。一方、急な痛みや熱っぽさがあるときは冷却が選ばれることもあります。判断が難しい場合は医療者へ確認してください。
引用元:https://fujisawaseitai.com/case-blog/neck-temporomandibular-joint-disorder/
引用元:https://kokuhoken.net/jstmj/general/about_tmd.html
引用元:https://www.jsoms.or.jp/public/disease/setumei_kansetu/
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